諸富建設

建てる前に知っておくべき現代住宅の問題点

シックハウス症候群について

【シックハウス症候群とは?】

近年、住宅高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によって様々です。

【シックハウス症候群の原因】

住宅の高気密化・高断熱化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているほか、湿度が高いと、細菌、カビ、ダニが繁殖しやすくなります。それだけではなく、石油ストーブ・ガスストーブからも一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの汚染物質が放出されます。シックハウス症候群は、それらが原因で起こる症状です。人体に与える影響は個人差が大きく、同じ部屋にいるのに、まったく影響を受けない人もいれば、敏感に反応してしまう人もいるのが現状です。

「シックハウス」から家族と住宅を守る!

現代住宅は様々な化学物質が多く使用されています。その中でも人体に有害な化学物質であるホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン等がシックハウス症候群の原因として問題視されています。住宅の気密化を高めれば高めるほど、有害な化学物質は室内、住宅内にますます充満していくことになるのです。この行き場を失った有害な化学物質をどう処理すれば良いのか、詳しく知りたい方はお気軽に当社にご相談いただければ分かり易く解説させていただきます。

ヒートショックについて

急激な温度変化が体に及ぼす影響

室温の変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり、脈拍が早くなったりする状態のことをヒートショックと言います。冬の寒い時期に暖房の効いた暖かい部屋から一歩出ると、その寒さに「ゾクゾクッ」っとした経験があると思います。 この状態も、ヒートショックの一種です。ゾクゾクッとした人間の体は体温を一定に保つために、血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。心臓に急激な負担をかけているのです。ヒートショックは、心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない危険な状態と言えるのです。

原因は屋内の温度差!

真冬など、暖房しているリビングと全く暖房していない廊下やトイレとの温度差は、10度を超えると言われています。設定温度を30度近くにしている方であれば、20度近い差があるかもしれません。暖房している部屋で温められていた身体が、暖房のない廊下、洗面所、トイレへ出たとたん、その温度差によって、血圧の変動や脈拍の変動を起こして心臓により多くの負担をかけてしまうのです。このような屋内の温度差が、ヒートショックを起こしてしまう大きな原因となっているのです。

結露(けつろ)問題について

「窓ガラスに水滴が付く」

これが「結露」と呼ばれるものです。 結露は空気中に含まれている水分が建物の内部や壁面、窓ガラスなど冷たいものに触れて水滴となって付く現象です。住宅内では冬期に、暖房器具によって水蒸気が出るため、北側の部屋や外壁に面した押入れの中などに特に結露が起きやすいといわれています。

 

なぜ結露が問題になっているのか?

それは、結露を放っておくとカビやダニの発生につながっていくからと言われています。結露によって発生するカビをダニが食べることによって、ダニは増えていくと言われ、このダニの死骸がアトピーやアレルギーの原因になっていくのです。さらに恐いのは、結露が住宅を傷つける原因にもなっていることです。 結露は窓ガラスだけでなく、いろいろな場所に発生します。一般的に見落としがちなのが壁の中の結露です。この壁内結露は住宅を支えている土台や柱などを腐らせる原因にもなっています。

ビニールクロスの危険性について

壁・天井に使われるビニールクロスの有害性

壁・天井に使われるビニールクロスの有害性をご存じでしょうか。新しい住宅を拝見すると、ほとんどの家できれいなビニールクロスがキッチリと貼られています。家を建てる人(住まう人)は知らなくとも、工務店やハウスメーカーのある程度経験値のあるスタッフであれば、ビニールクロスの危険性を承知しています。それにも関わらず、塩化ビニールのビニールクロスを今でも平気で使用しているのは、世界でも日本くらいのものです。 では具体的に、どんな問題が指摘されているのかをご説明致します。

【ホルムアルデヒドを室内に放出します】

ホルムアルデヒドは、致死量以下でも体内に入ると肝臓障害や皮膚障害、免疫障害、奇形の発生、生殖障害などの様々な毒性を示します。

【室内結露の発生とカビの発生による健康被害】

ビニールクロスは呼吸しないため室内結露が発生しやすくなります。そうなると、先にもお伝えしたようカビが発生してしまうのです。表面は綺麗に見えていても、ビニールクロスの裏側には、健康に害のある「カビ」がビッシリ。そのカビは喘息やアレルギーの原因になってしまうのです。

【火災時の有毒ガスの発生リスク】

ビニールクロスは熱分解すると、塩酸やダイオキシンのような有害な有機塩素化合物のガスを、大量に生成するため、火災時には非常に危険です。火災は、けたはずれに強い致死量を持つダイオキシンを発生します。 建物の炎上よりも、少量の火災で壁や天井が焦げ、そこから放出した有毒ガスを吸い込んでしまい、逃げる暇なく一瞬にして命を落としてしまう危険もあるのです。

現代住宅の寿命について

平成8年当時の建設省(現在の国土交通省)が発表した『建設白書』によると、日本の住宅の平均寿命は26年だと言われています。ちなみに、アメリカの住宅の平均寿命は約44年、イギリスでは75年と言われています。

 

なぜ日本の住宅は寿命が短いのか?

日本には世界最古の木造建築物が多数あるように、現在の日本の住宅の寿命が「26年しかない」というのは気候風土の問題では決してないのです。それはある時期を境に劇的に変化したと推測されています。1920年代に化学接着剤といわれるものが発売され、1950年頃、今から約50~60年前、尿素系の化学接着剤で合板というものが市場に出回り始め、現在、住宅用建材として多く使われるようになりました。このような住宅建材としての合板普及が、日本の住宅を著しく短命なものにした最も大きな原因の1つだと考えられています。