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これをやっておかないと後で大変なことになります。

2012年3月1日19:00:00

こんにちは、諸富です。


今回は、地盤についてお話しします。

家を建てる際に、ほとんどの場所では地盤調査をします。

地盤調査とは、

家の重さに土地が耐えられるかを工事の前に調べるものです。

木造住宅の場合、『スウェーデン式サウンディング調査』

という方法が多く使われています。

これは、キリ状の器具を先端に取り付けて荷重を掛けて

掘り下げる際のハンドルの回転数で、地盤の強さを測定する方法です。

最低でも、建物の四隅と中央の5か所を測定します。


建築前の土地に、建物の形に白いロープが張られているのを

見たことはありませんか?

あの形に沿って測定するんです。

同じ土地でも少し場所を変えただけで調査結果が違う場合もあるので、

慎重な調査が必要になります。


よく、

「田畑を埋め立てた場所は地盤が弱い」

と言われますよね。

でも、必ずしもそうとは言い切れないんです。

田畑を埋め立てた分譲地でも、隣同士の一方は改良が必要で、

一方は問題ナシ、という場合もあります。

調べなければ分からないので、難しいですね。


また、建物を取り壊して建てなおす場合でも油断はできません。

「よく今までの建物に地盤が耐えられたものだ」

と驚くような数値が出ることもあります。

地中に廃材などが埋め込まれている場合もあります。


地盤改良の費用は、数十万円から数百万円と、土地によって全く違うので、

それを含めた資金計画を立てておいた方が賢明です。

もし地盤改良せずに済んだら、

エクステリアや返済にまわせば良いだけのこと。

心の余裕が違いますよね。


ただ、マンションの場合、どんなに深くても、

硬い地層まで杭を打たなければ建築確認申請は通らないんですが、

一戸建ての場合は、業者の判断によります。

個人で判断するのは難しいので、業者の考えに沿う人が多いんですが、

信頼性の点で、何となく不安は残りますよね。


ですから、地盤を調査・改良した場合、地盤保証をする会社が安心です。

万が一、不動沈下が無いともいえませんから。


不動沈下とは、建物が一方向に傾く状態のことで、

床に小さなボールやビー玉を置くと勝手に転がるので、すぐに分かります。

進行すると、基礎や外壁に不自然な亀裂が入ったり、

排水が流れずに汚水があふれてきたりと、

生活に大きな支障を来します。


家づくりの中で、地盤を考えることはつまらないかもしれません。

しかし、地盤がしっかりしていない家は、後々大変なことになります。

それに、調べると結構興味深いんですよ。


土とセメントの相性などが原因で、六価クロムが発生することもあるとか。

六価クロムは発がん性物質で、アスベストに匹敵するくらい危険です。

はっきりと解明されていないのがもどかしいんですが、

気になる場合は、土地改良の方法も勉強しておいた方が安心です。

あなたも、ぜひチェックしてみて下さいね。


では、また。

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

morodomi@blue.ocn.ne.jp

 


あなたが窓に求める性能は?

2012年3月8日19:00:00

こんにちは、諸富です。


最近、住まい関係のチラシやホームページを見ると

「複層ガラス」・「Low-E複層ガラス」という文字を

目にすることが多くなりました。

「言葉は知ってるけど、具体的には・・・」

という人のために、今回はガラスについてお話ししますね。


ウィキペディアによると、複層ガラスとは、

「複数枚の板ガラスを重ね、

 その間に空気層を設ける形で1ユニットを構成するガラス」

を指します。


(ここで、ちょっと豆知識。

 「ペアガラス」ってよく耳にしますよね。

 これは旭硝子の登録商標なんです。

 「ペアマルチ(日本板硝子)」も同じく複層ガラスを指します。)


この複層ガラスは、断熱効果が高いので結露防止に役立ちます。

遮音効果を期待する人も多いんですが、

音の周波数によっては、

材料の振動と音波の振動が一致して共振状態になることもあり、

あまり効果がない場合もあります。

これは、単層ガラスには無い特徴です。

400ミリヘルツと4000ミリヘルツの周波数あたりで

遮音効果が悪くなるので、使い分けが必要な地域もあるかもしれません。

でも、室内面のみ樹脂サッシにするなど、

異種材料を使うことで改善される場合もあるんです。

ガラスの間が真空になっているタイプも効果的ですよ。

あなたのお住まいが、騒音が気になる地域なら、

事前に業者と十分に話し合って選んだ方がいいですね。

今が単層ガラスなら、その感覚が分からないのは当然です。

遠慮はいりませんよ。


そんな複層ガラスをさらに進化させたのが「Low-Eガラス」です。

2枚のガラスの内の片側に、特殊な金属膜が塗布されています。

明るさを取り入れながらも、高い断熱性能を発揮できるのは、

この金属膜のおかげなんです。

なお、ガラスの間には乾燥空気を封入したものが一般的ですが、

アルゴンガスを封入すると、乾燥空気より1.5倍も熱を伝えにくくなります。

暑さ・寒さが厳しい地域には、コチラの方が合っているかもしれませんね。


次に、複層ガラス内部の結露についてお話しします。

ガラスの間が真空になっているタイプなら大丈夫ですが、

乾燥空気が使われていた場合、まれに結露が発生することがあります。

もしガラスの間が曇ったり、水が溜まっていたら要注意。

外からの空気が入ってしまった証拠です。

一般的には10年保証がついているので、

期間内なら無償で交換してもらえます。

ガラスを選ぶ時には、保証がついているか事前にチェックして下さいね。

(ただし、遮熱フィルムなどを貼ると、ガラスが熱で割れることがあります。

 フィルムを貼ると保証対象外になるので、注意して下さいね。)


最後に注意点をひとつ。

窓ガラスをリフォームして、エコポイントを申請したい方への情報です。

あなたのお住まいが「省エネ地域区分ⅠかⅡ」に該当していた場合、

一般的な透明のフロートガラスを使ったタイプだと、

エコポイント対象外になります。

市町村単位で地域区分されているので、

業者のうっかりミスが無いとは言い切れません。

業者によっては知識が不十分かもしれないので、気を付けて下さいね。


また、エコポイントを申請するには、『省エネ基準などを満たすもの』として

住宅エコポイント事務局に登録されている製品を使うことが求められています。

検討中にエコポイント事務局のホームページをチェックしたり、

遮音性・防音性・遮熱性・断熱性など、自分の求めたい性能を調べておくと、

あなたがより満足できる窓ガラスを探せることでしょう。


では、また。

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

morodomi@blue.ocn.ne.jp



『伝える力』と『聞きとる力』が大切です。

2012年3月15日19:00:00

こんにちは、諸富です。


「家づくりにはクレームがつきもの」

という話を聞いたことはありますか?

「3回建てないと、納得できる家はできない」

とか・・・。


原因はいろいろありますが、

その一つとして

「要望をしっかり伝えきれていなかった。

 相手の説明も、十分に理解しきれていなかった」

ということがあります。


例えば、

『収納スペースをたっぷりとりたい』

より

『ここには子ども2人分の服や物を、

 ここには300冊の本を置きたいから、

 それぞれに対応できる収納スペースが欲しい』

と具体的に伝えた方が、業者にも分かりやすいと思いませんか?

何をどれくらい置いて、誰がどう使うかを業者がイメージできると、

さらに使い勝手の良い提案もしてくれるかもしれませんね。

本をたっぷり置きたいのなら、

床下に補強が必要な場合だってあります。

「これだけの収納スペースがあれば充分ですから、

 あとは居住空間にまわしても大丈夫ですよ」

と教えてくれるかもしれませんよね。


新築経験のある知人に尋ねたところ、

10人中8人が

「依頼したようにできていない」

と不満が残ったとか。

詳しく聞いてみると、

自分の描いたイメージを言葉だけで伝えきれていた、

と思っていた事例も、少なからずありました。


中には、

「外壁の色がイメージと違う。どうしても納得できない」

と、張り替えてもらった人もいました。


彼女は週に一回はお茶出しをするなど、

できるだけ時間をつくっては現場に顔を出していた人です。

職人と良い関係を築けていると思っていました。


クレームを伝えた翌日、いつもより早めに顔を出したところ、

「一生懸命きれいに仕上げたのに、

 これを剝して張り替えるなんて、やってらんねえよな」

と職人達が話しているのを聞いてしまいました。

すぐに職人も気付いて、お互い気まずかったんですが、

その場はきちんとお茶出しや挨拶をしました。


でもその後、彼女は自分が悪者になった気がして

引き渡しまで現場に行けなくなってしまったんです。

 

この場合の原因は、営業スタッフと彼女の間にありそうですね

(もちろん、ご主人も含まれますが)。


外壁は、小さい見本で見るのと完成品を見るのとでは

かなりイメージが違います。

だから、外壁選びは難しいんです。

また、太陽の傾きによっても、陰影や色合いが変わってきます。

それを営業スタッフがきちんと説明して、

彼女がしっかりと理解していたら、こんなことにならなかったかも。


前述の10人中の2人は、

「望み通りの家ができた」

「意思の疎通がしっかりできた」

と満足していました。

それぞれハウスメーカーと工務店に依頼したんですが、

どちらも家族間の話し合いや、業者との打ち合わせに

時間をかけたとか。

OB宅や見学会で実物を、家族で一緒にたくさん見て、

そのたびに家族で話し合って、イメージを明確にしていったんです。

特に、工務店で建てた女性は、

「業者が打ち合わせに半年も付き合ってくれて、

 家族の考えがまとまるまで、先生のように親のように

 寄り添ってくれたよ」

と、大満足の様子でした。


打ち合わせの際は、お互いの『伝える力』と『聞きとる力』が

とても大切です。

そこをクリアすれば、1回目でも満足できる家づくりができそうですね。


では、また。

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

morodomi@blue.ocn.ne.jp



新築ブルーってご存じですか?

2012年3月22日19:00:00

こんにちは、諸富です。


「マリッジブルー」

「マタニティーブルー」

どちらも、人生の大きな節目に経験する症状ですね。

幸せなはずなのに、言いようのない不安感や

イライラに襲われます。

あなたたち御夫婦はどうでしたか?


マリッジブルーは女性が7割以上、

男性でも4割以上の人が経験していると言われ、

認知度が高いだけに周囲の理解もあります。


マタニティーブルーも同様です。

特に初産の妊婦さんは、不安を感じやすいものです。


家づくりの情報をお伝えするメルマガで、

「どうしてそんな話を?」

と思ったかもしれませんね。


それは、家づくりでも「ブルー」になる人がいることを

知ってほしいから。


最近はブログなどで施主が情報を発信するようになったので、

やっと広く世間に知られるようになったんです。

また、新築だけでなく、転勤などの引っ越しも含めて

年間4万人もの人が「引っ越しブルー」を経験しているとか。

もしかしたら、すでにあなたも経験済みかもしれませんね。


家づくりでブルーになる原因はさまざまです。

・引っ越して環境が大きく変わること

・打ち合わせや手続きの煩雑さ

・熟考したのに、仕上がりに不満が残る

・子どもが家を傷つける・物を散らす

・これから長期に渡って、ローンを支払い続けるとに対しての不安

などなど。

転校が伴う場合は、子どもに症状が現れることもあります。


これは、物事を真剣に考えたり、責任感が強い人に

現れやすい症状です。

周囲に迷惑をかけたくない、他人の目が気になる、

といった人にも。

また、家づくりに情熱を注ぎすぎて、「燃え尽き症候群」

になる人もいます。

こうして考えていくと、いつ自分が発症してもおかしくないと

思いませんか?


この「ブルー」とは「うつ」のことなんですが、

「うつ」は「心の風邪」と言われるくらい、

誰でも発症するものです。

ちなみに、うつ病になると住宅ローンの審査を

通らない場合があります。

また、女性は男性より2倍発症しやすく、

回復には家族の理解が欠かせません。

だから、あなたを含め、家づくりの中で

「あ~。もう打ち合わせなんて嫌だ。家なんていらない」

などと訴える家族がいたら、打ち合わせを延期するなどして、

早急に心身のケアをしてあげることが大切です。


また、あなたの子どもさんが

「引っ越したら、一緒に遊ぶ友達がいなくなるんじゃない?」

と不安を訴えてきたら、きちんと聞いて共感することも重要です。

初期の適切な対応で、重症化を防げます。


私の知人は、バタバタと考えることに疲れ果てて

打ち合わせを3ヶ月ストップしました。

その結果、それまで以上に家づくりを楽しめるように

なったんだとか。


同じ土地での建て替えなら大丈夫でしょうが、

新築の場合、ほとんどの家族が

「知り合いゼロ」からのスタートになります。

ガーデニングをしている時に声をかけられたり、

ゴミ出しの時にご近所さんに会ったり、

と、小さな接触をきっかけにして、新たな交流が始まります。

それまでの不安な気持ちは、家族全員に共通しているもの。

それを互いに話すことで、家族の結束が固まる、

という良い効果もあるんです。


家族が辛そうな時、あなたの励ましが負担になることが

あります。

そんな時は、口を挟まず反論せず、話をじっくり聞きましょう。

何とかして励ましたい時は、言葉にせず、背中をさするなど、

スキンシップをする方が良いそうです。


家づくりは、大仕事。

だから、ストレスがあって当然なんです。

そんなとき、家族への接し方を知っていると、

お互いに楽しく家づくりができると思いませんか?


では、また。

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

morodomi@blue.ocn.ne.jp


慌てないで下さいね。

2012年3月29日19:00:00

こんにちは、諸富です。


アメリカなどでは、就職し安定した収入を得るようになると、

今の暮らし方に合った中古住宅を購入することが多いそうですよ。

やがて家族が増えると、また暮らし方に合った家を探すんです。

もちろん新築する人もいますが、中古住宅は日本より身近な存在です。


日本では、アパートや借家で生活しながら頭金を貯めて、

一生に一回の家づくりをする人が多いですよね。

中古住宅は比較的安価で購入できるのは魅力的ですが、

寿命が短い上に、劣化の程度が分かりません。

見えるところだけリフォームしてあり、

床下は腐っていた、という事例もあります。

修理代に泣いた人もいることでしょう。


最近は、寿命100年や200年の家づくりを

目指す会社が増えています。

そのため、その家の履歴(カルテ)をきちんと作って、

安心して売買できるような仕組みづくりが始まっているんです。

現在の中古住宅市場には、まだまだ心配な面もありますが、

数年後には履歴がはっきり分かる中古住宅が増えていることでしょうね。


ところであなたは、

「人生で最大の買い物は『家』ではない。『住宅ローン』だ」

と聞いたことがありますか?

長期に渡って改修の必要がないように、良い材料を使って新築するので、

どうしても金額が膨れ上がってしまうのが、今の日本の家づくり。

当然、借入金が増えるので、利息も多くなります。

そこで、

「これはもったいない。

 とりあえず、今、家族が家に求めるものって何だろう」

という視点で、家づくりの考え方を見直す人が増えています。


例えば、食器洗浄乾燥器や、24時間換気装置などは

いくら最新式のものを導入しても、次々と新型が出ます。

それに、寿命が来たら交換しないといけません。

新型は高価ですが、一つ前の型でもちょっとオトクですよね。

だから、

「我が家に必要な機能がついていればいい」

という視点で考えていくと、金額が膨れ上がるのを防げます。


また、

「子どもが巣立ったら、暮らし方に合ったリフォームをしよう」

という前提で家づくりをすると、考えるのも楽ですよ。

これから数十年も満足し続けられる家づくりを考えるなんて、

大変ですからね。


よく、

「今は景気が悪いから、家を建てるのが怖い」

「でも、ずっと借家暮らしは嫌だし、早く借りないと主人の年齢が…」

といった声を聞きます。

住宅ローンは長期戦なので、慎重になって当然です。


仮に2000万円を借りて2.0%で30年間支払った場合、

総返済額は約2660万円。

金利が3.0%になると、総返済額は約3040万円になります。

景気が良かった頃は7%なんて頃もありましたから、

利息を考えるとゾッとしますね。


「不景気」というのは、お金の使い方を考えるのには絶好の機会です。

住宅会社によっては、仕入れの方法など自社のシステムを見直して、

1000万円を切るような家づくりを提案しています。


耐震性や断熱性といった基本的な性能を満たす家をつくり、

余計な利息を払わず、その分リフォームやメンテナンス、

グレードアップなどの費用に当てる、という考え方なら、

あなたに負担の少ない家づくりができることでしょう。


ただ、ハウスメーカーは

「バスルームはこの3製品から、キッチンはこの5製品の中から」

などというように、使える製品に限りがあります。

「ある程度選択肢が狭い方が、悩まずにすむから助かる」

という人には良いんですが、

「自分達の生活スタイルに合ったものを選びたい」

「最低限必要な機能が付いていればいいから、その分コストカットしたい」

という人には向いていません。


最近は、

「低金利で、税金の優遇制度があるから絶好のチャンス」

という宣伝も聞かれ、実際に新築する人が増えているのは事実です。

しかし、準備が整っていない人が慌てるのは危険です。


貯金などの準備期間に、

「家づくりにどこまでお金をかける必要があるか」

「そこでどんな暮らしをしたいのか」

などを家族で考えると、

「見栄を張って予算オーバーした。もう家を手放すしかない」

なんていう失敗を防げますよ。


だから、決して慌てないで下さい。

自分たちの生活に必要な『家』のあり方を、ぜひ考えてみて下さいね。

 

では、また。

 

 

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